明けましておめでとうございます。

今年は元旦から能登地方の地震、翌日の日航機・海保の事故と悲しいニュースが続いてしましました。

尊い命を奪われた方々のご冥福と、被災された皆様へのお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復興を祈念致します。

さて、昨年はインフルエンザ、新型コロナ感染症が落ち着くことなく年を越しました。

発熱、カゼ症状で受診された方も多かったのですが、診察の際は次の2点をお伝えしました。

①ウイルス感染(インフルエンザ、コロナを含む)に特効薬はありません。当院でサポートできるのは症状を和らげるための投薬や必要に応じた処置になります。ストレスや寝不足など、ご自身の免疫力が低下している際に発症しやすいので、症状の改善には免疫力の回復が必要です。無理をせず、しっかり休息をとるようにしてください。

②発症後しばらくは咳等で周囲に感染を広げる可能性があります。マスク着用、手洗い等をこまめに行い、感染拡大防止を意識して行動してください。

所属する町田市医師会では昨年6年振りに会長が交代し、山下新会長のもと、災害対策やフレイル対策に重点を置く方針が示されました。

この度の地震でも各避難所等で様々な問題点を指摘されていますが、医師会としては災害発生時の救護や薬剤供給等、行政、薬剤師会、関係各機関と連携して迅速な対応ができるように備える必要があります。私も救急対策担当の一員として、協力したいと思います。

またフレイル対策として、耳鼻咽喉科の立場から「ヒアリングフレイル」(難聴による認知症、社会活動の抑制)を防止するための活動も準備を進めているところです。今後の予定として、3月3日に難聴無料相談会(@ぽっぽ町田)、3月17日に市民向けセミナー(@市民フォーラム)を計画中です。こちらも詳細が決まり次第お知らせしたいと思います。

今年も皆様が健康で、幸多き一年になることを祈っております。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

 

稲垣耳鼻咽喉科医院