5月に”コロナ禍と小児予防接種”でも、取り上げていましたが、コロナ禍といえども子どもの予防接種・健診は大切です。

 

町田市の感染症情報でも、11月中旬より水疱瘡が増えてきているようです。水疱瘡もインフルエンザも、予防接種で予防・軽症化できる病気です。予防接種は自分が病気にかからないだけでなく、周囲の人にうつさない・広げないこともできる、自他ともに守ることのできる対応策です(集団免疫)。

 

子どもを守るために大切な予防接種は様々ありますが、特にMR(麻疹・風疹)・おたふく風邪の予防接種は大切です。麻疹・風疹は、妊婦(特に妊娠初期)が感染してしまうと、お腹の子どもに異常が起こる可能性が高くなります。子どもの予防接種で、守ることのできる人です。おたふく風邪の予防接種は、任意のため料金はかかりますが、子どもが発症・重症化すると、難聴になる可能性があります。大人がかかると、不妊の原因になることもあるので、注意が必要な病気です。

 

定期健診も子どもはもちろん、大人・ママの心身の健康を守るためにも大事です。保健師さんや医師に、お話をきいてもらうことは、コロナ禍でのメンタル保持にも大切なところです。自分を、みんなを守っていきましょう。

 

集団免疫:ある感染症に対して、集団の大部分が免疫を持っている際に生じる間接的な保護効果であり、免疫を持たない人を保護する手段である。多数の人が免疫を持っている集団では感染の連鎖が断ち切られる可能性が高く、病気の拡大は治まるか緩やかなものとなる。

病児保育室 おおきな樹