鼻出血

【鼻出血(鼻血)】

鼻出血(イラスト)多くの方が経験ある鼻血。なかなか止まらなかったり、繰り返し出たり、耳鼻科を受診する方も少なくありません。しかしその多くは自分で止血することができます。ここでは正しい知識を身につけて、いざという時慌てなくて済むようなポイントを解説します。

原因

ほとんどの鼻血は外傷や鼻をこする、鼻をかむ等の外的な要因があっておこります。出血の部位は鼻中隔(左右を仕切る壁)の前方、キーゼルバッハ部位(下図参照)からのケースが8割以上といわれています。キーゼルバッハ部位は鼻粘膜の動脈が集まる終着点にあたるため、血流が豊富で出血しやすいと考えられます。慢性的に出血を繰り返す場合(出血後、数日以内に出血を繰り返す場合を除きます)、原因となる別の病気の可能性もあるため、詳しく調べる必要があります。

鼻出血 止血法
診断

鼻を観察し、出血点を探します。キーゼルバッハ部位からの出血であればすぐ確認できますが、奥から出血した場合、内視鏡を用いて調べます。それでも出血点が特定できない場合もあります。

止血法

基本は圧迫止血です。右上のイラストのように、まず座った状態でうつむき気味になり、指で鼻をつまむようにします。つまむ位置は上の硬い部分ではなく、小鼻の柔らかいところを指の腹で、鼻中隔のできるだけ広い範囲を圧迫するようにします。これを5分間続けます。血液をサラサラにする薬を内服している場合は、10分くらい圧迫します。それでも止まらないときは病院を受診しましょう。

病院では出血点が確認できれば、止血剤の使用や粘膜処置によって止血します。問題は出血点が特定できない場合です。ガーゼを詰めて止血可能なこともありますが、困難な場合は入院が必要になることもあります。

止血後も鼻の刺激により再出血する可能性が高いため、3日間は出来るだけ鼻に触れないようにします。鼻をかむことは禁止、洗顔の時も鼻の周囲はそっと洗うようにしましょう。

稲垣耳鼻咽喉科医院

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