急性低音障害型感音難聴

【急性低音障害型感音難聴 (ALHL)】

難聴(lowtone)ALHLという病気は主に低い音が聞こえなくなる病気として注目されています。ALHLは①原因不明、②急速または突発的に発症する、③めまいを伴わないことが特徴です。突発性難聴に比べると治りやすいといわれています。

 

原因

ALHLは内耳(耳の奥にある、音を感じるセンサー)にリンパ液が過剰にたまる「内耳のむくみ」が原因と考えられ、多くの場合ストレスや疲労がきっかけになるといわれています。病態はめまいで有名な「メニエール病」と似ています。

診断

突然発症した低音を中心とする感音難聴(内耳の障害)であればALHLと診断します。診断には聴力検査を行う必要があります。

ALHLは20~30代の若い女性に多く発症します。難聴以外に、耳の閉塞感(耳がボーっとする)、耳鳴り、自分の声が響くなどの症状を伴うことがあります。またこれらの症状を繰り返すことがあります。

治療

治療には内耳の循環を良くするATPなどの血管拡張薬や向神経ビタミン製剤(ビタミンB12)が用いられます。程度により、イソソルビド(メニレット®)という少々飲みにくい薬や、副腎皮質ステロイドを用いることもあります。予後は一般に良好ですが、10~20%の方は再発を繰り返して、メニエール病に移行する可能性があります。

 

稲垣耳鼻咽喉科医院

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