補聴器のお話

2015-05-27

人と会話をしたり音楽を聞いたり、普段耳が聞こえることが当たり前と思っている人がいる一方で、耳の病気や加齢によって聞こえにくい人も数多くいます。特にこれから高齢者人口が増えていくにしたがって、「聞こえない」ことで生活の質の低下を感じる方も増えていくことが予想されます。

現代の医学では、残念ながら加齢による難聴を根本的に改善させる方法はありません。そこで皆さん補聴器を購入すべきか、考えるわけです。

補聴器は眼鏡と違って、調整が難しいと言われています。耳は低い音から高い音まで、様々な音を聞き分けています。一言で「難聴」と言っても、音の高さによっては比較的聞こえていたり、難聴のタイプは様々です。ですからおひとりおひとりに合ったオーダーメイドの補聴器が必要になります。

よく補聴器を扱っている通信販売を見かけますが、通常ではありえないと思っています。「集音器」ならばわかるのですが、不要な音まで大きくされては不快に感じてしまうはずです。
補聴器の調整は補聴器技能者という専門の資格を持った方が行います。ですから補聴器技能者の在籍する専門店で購入するのが正解です。補聴器が満足に使えるかどうかは、技能者の腕にかかっていると言っても過言ではありません。勿論、補聴器に慣れるまでは使用者の根気もある程度必要ですし、購入直後は数回の調整が必要です。

折角高い補聴器を買っても、タンスの肥やしにしてはもったいありません。少しの根気と、優れた補聴器技能者との出会いが、きっと補聴器をより良いものにしてくれるはずです。

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