「喉頭がん」について~その1~

2015-04-07

先日、歌手のつんく♂さんが手術で声を失ったと、ニュースで報じられました。
声を失う原因となった喉頭がんは、耳鼻咽喉科領域では最も患者数の多いがんです。
通常声帯から発生することが多いのですが、「声枯れ」という形ですぐに症状が出るため、早期発見がされやすいと言われています。
私も大学病院に勤務していた頃は「喉頭」の専門外来を担当していたので、多くの喉頭がん患者さんと接してきました。
病気の特徴としては、中年以降の男性で、ヘビースモーカーの人に多く発生します。つんく♂さんの場合、好発年齢(60代がピーク)よりやや若いかと思います。また聞くところによると、受動喫煙が多かったようです。
この病気は早期発見されれば、90%以上の方が放射線やレーザー治療(場合により抗がん剤の併用)で、声を失わずに完治します。それでも100%ではないところが、この病気の難しいところでもあります。
次回は手術で声を失った方の代替音声についてお話したいと思います。

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